【研磨作業】
一般的なボディ研磨(磨き)は、粗さの違うコンパウンド(研磨剤)を使い、3~4工程に分けて行います。
コンパウンドでついた傷(バフ目)を徐々に小さい傷へと置き換え、最終的に肉眼で認識できない微細な傷へと置き換えて行く作業となります。
結果的に、除去したい傷の深さに到達させていくという作業となります。
軽い研磨で0~2ミクロン、傷取り研磨で5ミクロン以下、ハードな研磨ですと10ミクロン以上の研磨量となります。
最近の主流はダブルアクションポリッシャーという最終仕上げに使うポリッシャーで少しずつ研磨して
目的の傷の深さまで安全に研磨することが業界の流れです。
艶を出すことや極めて浅い傷の除去が目的の場合、または傷を全て取らないことを前提にする研磨の場合は非常に安全でメリットが多いのですが、ウォータースポットが酷くクリアが陥没している塗装や、深い傷の除去をしなければならない場合は非常に時間がかかり、
それによる人件費の増加で提供価格が増大するデメリットも非常に大きいです。
欧州車は国産よりクリアが硬い為、磨くのにはさらに多くの時間がかかります。
この問題を解決するには、ダブルアクションポリッシャー以外にシングルやギアアクションポリッシャーが必要です。
これは使い方を間違うと一瞬で塗装が飛び下地が出るリスクがありますが、その分大きな研磨力でスピーディーに傷まで到達できます。
『どれだけ時間とお金がかかっても良いから』と言われれば、研磨に慣れた人なら、
比較的誰でも安全にできるようにダブルアクションポリッシャーで最後まで研磨致しますが、
我々としては、最小の時間で最大のリターンを求めることがある意味、会社にとってもお客様にとっても大事だと思っております。
そのための道具(ポリッシャーやコンパウンド)も、国内で手に入る最高の物で揃え、扱う職人にも絶対の自信があります。
キズや汚れを隠すことで手に入るキレイは簡単ですが長持ちしないし、酸化による塗装の劣化は免れません。
キズや汚れを根本から解決し、本来の塗装の美しさを最大に仕上げ、新車よりキレイにすること、
それを長期間維持させること、汚れてもリセットできる対応力があることを
社の【磨き屋としてのアピールポイント】として、お客様と向かい合ってまいります。