3大悪の詳細
【水による汚れとは】
水道や井戸水でついた水ジミ(ウォータースポット等)は塗装自体を陥没させた跡ですので、洗車や酸性溶剤でも太刀打ち不可能。
キレイにするには塗装を削る(研磨)するしかありません。当然コーティングも取れます。※コーティングを剥がさず汚れだけを研磨すると謳う業者さんがおりますが、
コーティングは0.2~1μ(0.0002㎜~0.001㎜)にも満たず、車両全てのコーティングを剥がさず研磨することは不可能です。
艶を出すだけなら研磨ではないので可能ですが陥没は除去できません。
セラミックコーティングを何層も重ねている場合(0.001㎜~0.01㎜)は少し別の話ですが、
最大に塗り重ねたセラミックコーティングの0.01㎜でも所詮サランラップと同じ厚さでセロテープの5分の1しかありませんので研磨で簡単に落ちます。
【油による汚れとは】
キレイに見せる簡易コート剤(撥水剤や親水剤や洗車機)、こちらは洗車の都度施工するものや、半年・1年効果が続きますと謳っているものがありますが、
それ自体がボディの上で酸化することで酸化膜となり塗装に固着し剥がれなくなる。これが塗装の劣化に繋がり塗装がくすみます。
【見えない傷とは】
洗車をする時、泥や砂が被った状態にホースで水をかけてスポンジで洗車する。
一見普通のことですが、泥や砂はホース程度の水圧では流れ落ちません。
さらに泥や砂は粒子が大きく、それがスポンジやタオルに絡むことで引きずり傷ができます。
はじめは目に見えないくらいの傷(淡色車は特に見えません)ですので気づきませんが、半年1年経過するとその傷に汚れや、
上記の酸化した撥水剤が固着します。さらに塗装のくすみが重度となり、どんどん塗装が劣化していきます。
白系の車は黄色に。黒系は灰色になります。いわゆる中古車の色となります。
以上3つが、新車のキレイなボディから、いわゆるくすんだ中古車のボディとなる原因の3大悪です。
当店に来られるお客3様によくお伝えするのは、新車の輝きは維持できるということ、中古車のボディがくすんでいるのは当たり前ではないということ。
くすむ原因を対策すれば3年経とうが5年経とうが、ずっとキレイなままに維持できるという事。
これは、コーティングしようがしまいが関係ありません(メーカーにより差はあります)。それくらい、本来のオリジナル塗装は強いのです(再塗装は別)。
※重要※
コーティング(ガラス・セラミック・カーボンなどなど)は、あくまでも洗車時の摩擦を軽減することで洗車キズをつきにくくする、
汚れを流しやすく水も流れやすくすることで素早い洗車を可能にし水ジミのトラブルを大幅に軽減するものであって、
傷つかないとか、水ジミが付着しないとか、塗装がくすまないとかでは全くありません。