
Aluminum Mold Polishing
白く腐食したモールを、
本来の輝きに。
BMW・Mercedes-Benz・Audi——輸入車特有のアルミモールの白サビを、
専門研磨で除去し、保護コーティングで再発を抑制します。
WHAT IS ALUMINUM MOLD
なぜ輸入車のモールだけが白く腐食するのか
BMW、Mercedes-Benz、Audi、Volkswagen——欧州車の窓枠・ルーフレール・ドア下部に使われている銀色のモールは、日本車のクロームメッキとは全く異なる素材です。欧州車のモールの多くは「アルミニウム無垢材」に「アルマイト処理(陽極酸化処理)」を施したものです。
アルマイト処理とは、アルミニウム表面に電気化学的に酸化アルミニウム(Al₂O₃)の被膜を形成する技術です。被膜の厚さは通常5〜25μmで、アルミ母材を腐食・摩耗から保護します。欧州の乾燥した大陸性気候では、この被膜で十分な耐食性が確保されます。
しかし、日本——特に北陸地方のように高温多湿で、冬季に大量の融雪剤(塩化カルシウム・塩化ナトリウム)が散布される環境では事情が異なります。融雪剤に含まれる塩化物イオン(Cl⁻)は、アルマイト被膜の微細な欠陥部(ポア)から侵入し、アルミ母材を腐食させます。これが「孔食(ピッティングコロージョン)」と呼ばれる局所的な腐食であり、白い斑点状の白サビの正体です。
腐食生成物は水酸化アルミニウム(Al(OH)₃)や酸化アルミニウム(Al₂O₃)で、白い粉状の物質としてモール表面に現れます。日本車のクロームメッキモールはニッケル+クロムの多層メッキで塩害耐性が高いため、この問題は起きません。「欧州車のアルミモール+日本の塩害環境」という組み合わせが、この腐食問題を引き起こしています。
腐食の進行
新車〜1年
アルマイト被膜が健全な状態。肉眼では変化が見られませんが、融雪剤の塩化物イオン(Cl⁻)が被膜の微細な欠陥部に浸透し始めています。この段階で保護コーティングを施しておけば、腐食の開始を大幅に遅延させることができます。
1〜3年
アルマイト被膜の微細孔に塩化物イオンが蓄積し、「孔食(ピッティングコロージョン)」が点状に始まります。白い小さな斑点がモール表面に現れ始めますが、まだ研磨で容易に除去できる段階です。この段階でのメンテナンスが最もコストパフォーマンスに優れます。
3〜5年
白サビが面状に広がり、モール全体がくすんだ白っぽい印象に。腐食がアルマイト被膜を貫通し、アルミ母材にまで到達し始めます。研磨で復元可能ですが、腐食の深さによっては完全な鏡面復帰が難しくなります。モール表面に凹凸(ピット痕)が残る場合があります。
5年以上
アルミ母材の深層まで腐食が進行し、研磨では回復できないレベルに。モールが全面的に白く粉を吹き、触るとざらざらした状態になります。この段階ではモール交換が必要です。BMW・メルセデスのモール交換費用は1本あたり3〜8万円、全周交換で15〜40万円に達します。
RISK
富山で輸入車に乗るということ
融雪剤・消雪パイプ・高湿度——富山の冬は、欧州車のアルミモールにとって国内で最も過酷な環境の一つです。
融雪剤(塩化カルシウム)
富山県の主要道路には冬季に大量の融雪剤が散布されます。融雪剤の主成分は塩化カルシウム(CaCl₂)で、走行中にタイヤが巻き上げた塩水がモール表面に付着します。塩化物イオン(Cl⁻)がアルマイト被膜を局所的に破壊し、孔食を引き起こします。塩化カルシウムは0℃以下でも水溶液の状態を維持するため、凍結した道路でもモールへの腐食攻撃は止まりません。
消雪パイプの地下水
消雪パイプから噴き出す地下水には、鉄イオン(Fe²⁺)・カルシウムイオン(Ca²⁺)・塩化物イオン(Cl⁻)が含まれています。これらのイオンがモール表面に付着すると、「異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)」を加速させる電解質として機能します。消雪パイプの水は融雪剤以上にモール腐食の直接原因となるケースがあります。
高湿度+乾燥の繰り返し
富山県の年間平均湿度は約75〜80%で、全国平均を上回ります。高湿度環境では、モール表面に常に水分の薄い膜が形成され、腐食反応が継続的に進行します。さらに、走行時の乾燥→駐車時の結露→走行時の乾燥というサイクルが、塩化物の濃縮と希釈を繰り返し、腐食を加速させます。
「富山でBMWやメルセデスに乗っている方は、冬が終わったらモールを確認してください。1シーズンで白サビが出ることは珍しくありません。特にBMW 3シリーズ・5シリーズと、メルセデスのCクラス・Eクラスはアルミモールの面積が大きいので被害が目立ちます。白サビが点状のうちに来ていただければ、研磨で綺麗に戻せます。面状に広がってからでは、完全な復元が難しくなります。」
— C-BOX
SOLUTION
研磨で除去し、コーティングで守る。
C-BOXのモール研磨は「腐食層の精密除去」と「保護コーティング」の2段階です。 研磨だけでは無防備なアルミ新生面がむき出しになり、再腐食が即座に始まります。 研磨後にコーティングで保護することが不可欠です。
ステップ1:精密研磨
アルミモール専用の研磨剤とパッドを使い、腐食層(Al₂O₃・Al(OH)₃)を段階的に除去します。粗目のコンパウンドで白サビを削り落とし、中目→細目→超微粒子と番手を上げながらアルミ表面を鏡面に仕上げていきます。
モールは直線部・R部(コーナー)・窓枠との境界部で形状が異なるため、ポリッシャーと手作業を使い分けます。特に窓枠のコーナー部は機械が入りにくく、専用の小型パッドによる手作業が必要です。全周を均一に仕上げるには、1台あたり数時間の集中作業を要します。
市販の「モールクリーナー」との違いは、研磨の段階数と精度です。市販品は1段階の粗い研磨で表面を荒らしてしまうことがありますが、プロの施工では3〜5段階の多段研磨で、アルミ本来の光沢を最大限に引き出します。
- 腐食生成物(Al₂O₃・Al(OH)₃)の完全除去
- 3〜5段階の多段研磨で鏡面仕上げ
- 直線部はマシン、R部は手作業で精密対応
- アルミ本来の光沢を復元
ステップ2:保護コーティング
研磨後のアルミ新生面は、アルマイト被膜が失われた「裸」の状態です。このまま放置すると、空気中の酸素と水分によって数日で薄い酸化膜が形成され、やがて同じサイクルで腐食が始まります。研磨だけで終わらせることは、治療をせずに放置するのと同じです。
C-BOXでは、研磨直後にアルミモール専用の保護コーティングを施工します。コーティング膜がアルミ表面と外部環境の間にバリア層を形成し、塩化物イオン・水分・酸素の接触を遮断します。これにより、再腐食の進行を大幅に遅延させます。
ただし、アルミモールの腐食は「完全に止める」ことはできません。富山の融雪剤環境下では、コーティングの保護膜も徐々に消耗します。定期的なメンテナンス(年1回程度の再コーティング)をお勧めしています。
- 塩化物イオン・水分・酸素の遮断
- 再腐食の進行を大幅に遅延
- 撥水効果で汚れの付着を抑制
- 年1回の再コーティングで長期維持
PROCESS
施工の流れ
モール研磨は、1本1本のモールに沿って丁寧に作業する手間のかかる施工です。 全周施工の場合、所要時間は数時間〜1日を要します。
状態診断・お見積もり
モール全周の腐食レベルを確認します。白サビの深さ、ピット(孔食痕)の有無、アルマイト被膜の残存状態を診断し、研磨で復元可能な範囲と限界をお伝えします。腐食が深い部分がある場合は、事前にその旨をご説明し、仕上がりの見込みを共有します。
洗浄・脱脂
モール表面の砂埃・油膜・ワックス残留物を洗浄し、IPA(イソプロピルアルコール)で脱脂します。モールとガラス・ゴムモールの境界部に蓄積した汚れも入念に除去します。研磨時に砂粒がモール表面を傷つけることを防ぐため、周辺部も含めて徹底的に清浄にします。
周辺マスキング
塗装面・ガラス・ゴムパッキンなど、モール周辺のパーツをマスキングテープで養生します。研磨剤やポリッシャーが塗装面に接触するのを防ぐだけでなく、研磨粉が隙間に入り込むことも防止します。モールの形状に合わせて丁寧にマスキングを施します。
研磨(3〜5段階)
アルミモール専用の研磨剤を使い、腐食層を段階的に除去します。まず粗目のコンパウンドで白サビ・腐食生成物(Al₂O₃・Al(OH)₃)を除去し、中目→細目→超微粒子と番手を上げながらアルミ表面の平滑度を高めていきます。最終的に鏡面仕上げ用コンパウンドでアルミ本来の光沢を復元します。手作業とマシンを併用し、モールの形状(直線部・R部・コーナー)に合わせて最適な研磨方法を選択します。
保護コーティング施工
研磨で露出したアルミ新生面に、保護コーティングを施工します。コーティング膜がアルミ表面を外部環境から遮断し、塩化物イオン・水分・酸素の接触を阻害することで、再腐食の進行を抑制します。モールの形状に沿って均一にコーティングを塗布し、赤外線照射で硬化を促進します。
検品・仕上げ・納車
全モールの光沢・均一性・コーティングのムラを検品します。マスキングを除去し、研磨粉の残留がないことを確認。モール周辺のゴム・塗装に傷や汚染がないかも最終チェックします。メンテナンス方法(洗車時の注意点・再研磨の目安)をご説明し、お引き渡しします。
モール交換 vs 研磨+コーティング
モールの腐食対策には「交換」と「研磨」の2つの選択肢があります。 研磨で復元可能な段階であれば、費用対効果は圧倒的です。
| 項目 | 研磨+コーティング(C-BOX) | モール交換 |
|---|---|---|
| 費用 | ¥40,000〜(全周) | ¥150,000〜400,000(全周交換・部品+工賃) |
| 作業期間 | 数時間〜1日(腐食の程度による) | 部品取り寄せ含め1〜4週間 |
| 仕上がり | アルミ本来の光沢を復元(深い腐食痕は完全には消えない場合あり) | 新品パーツで完全なリセット |
| 再腐食リスク | 保護コーティングで抑制(定期メンテナンス推奨) | 同じ環境なら新品でも再び腐食が始まる |
| 推奨される場面 | 腐食が表層〜中層。研磨で光沢が回復する段階 | 腐食が深層に達し、研磨では復元不能な場合 |
費用
研磨+コーティング
¥40,000〜(全周)
モール交換
¥150,000〜400,000(全周交換・部品+工賃)
作業期間
研磨+コーティング
数時間〜1日(腐食の程度による)
モール交換
部品取り寄せ含め1〜4週間
仕上がり
研磨+コーティング
アルミ本来の光沢を復元(深い腐食痕は完全には消えない場合あり)
モール交換
新品パーツで完全なリセット
再腐食リスク
研磨+コーティング
保護コーティングで抑制(定期メンテナンス推奨)
モール交換
同じ環境なら新品でも再び腐食が始まる
推奨される場面
研磨+コーティング
腐食が表層〜中層。研磨で光沢が回復する段階
モール交換
腐食が深層に達し、研磨では復元不能な場合
※ モール交換費用は車種・パーツにより大きく異なります。ディーラー純正品の場合、輸入品のため在庫がなければ取り寄せに数週間かかることもあります。
TARGET MODELS
対象車種
アルミモール(アルマイト処理モール)を採用している欧州車が対象です。 日本車のクロームメッキモールは腐食構造が異なるため、別のアプローチが必要です。
1/2/3/4/5/7/8シリーズ、X1〜X7、Z4、iシリーズ
全車種にアルミモール採用。3/5シリーズが最もご依頼が多い
A/B/C/E/Sクラス、GLA〜GLS、CLA/CLS
C/Eクラスのウインドウモールが特に腐食しやすい
A1/A3/A4/A5/A6/A7/A8、Q2〜Q8、e-tron
窓枠モールに加え、グリル周辺のアルミトリムも対象
Golf、Polo、T-Cross、Tiguan、Touareg、ID.
Golf・Polo等のコンパクトモデルでもモール腐食は発生
3Door/5Door、Clubman、Countryman
ウインドウモール・ドアモールに白サビが発生しやすい
S60/S90、V60/V90、XC40/XC60/XC90
窓枠のアルミトリムが腐食の対象となる
Cayenne、Macan、Panamera、Taycan
ウインドウモール・ルーフレールのアルミ部分
Peugeot、Renault、FIAT、Alfa Romeo等
アルミモール採用車であれば対応可能
「モール研磨の依頼は、冬が明けた3〜4月にピークを迎えます。融雪剤のシーズンが終わって洗車した時に、『あれ、モールが白い』と気づく方が多い。BMWの3シリーズと5シリーズ、メルセデスのCクラスとEクラスが特に多いですね。早めに持ってきていただければ研磨で綺麗に戻せますが、何年も放置された深い腐食は完全には消えません。『研磨で戻る』と『交換するしかない』の境目は、1シーズンの差で決まることもあります。」
— C-BOX
PRICE
料金
| メニュー | 内容 | 料金(税別) |
|---|---|---|
| 部分研磨 | 腐食が気になるモールのみ | ¥15,000〜 |
| 全周研磨+コーティングおすすめ | 全モール研磨+保護コーティング | ¥40,000〜 |
| メンテナンス再コーティング | 年1回推奨の保護膜更新 | お問い合わせ |
腐食が気になるモールのみ
全モール研磨+保護コーティング
年1回推奨の保護膜更新
補足事項
- ・腐食の程度(軽度/中度/重度)・モールの本数・車種により価格が変動します。
- ・腐食がアルミ母材の深層に達している場合、研磨では完全な鏡面復帰が難しいことがあります。事前にお伝えします。
- ・新車への予防コーティング(腐食前の保護)も承ります。研磨不要のため費用を抑えられます。
- ・正確なお見積もりは、モールの状態を確認した上でお伝えします。お見積もりは無料です。
PARTS COATING
他のパーツコーティング
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まずは、ご相談ください。
モールの白サビが気になっている方、新車の輸入車を富山の塩害から守りたい方——
まずはモールの状態を拝見させてください。
お見積もり・ご相談は無料です。 研磨で復元可能か、交換が必要かを正直にお伝えします。
TEL: 076-482-6659 / 営業時間: 9:00〜18:00




